以下は昨日の致知出版社様から頂いたメルマガの一部であります。
食から見た親子関係のあり方に着いて非常に考えさせられてしまいました。
昔の日本人(人間)は全ての事柄に於いて、当たり前のことを当たり前にする習慣があったのではないでしょうか……?(勿論、例外は多々あったと思います。)
そして、先祖代々、当たり前におこなわれ、当たり前に引き継がれてきた事の中に現代社会の歪み是正のヒントが隠されているのではないでしょうか……?
どうか、御一読をお勧め致します。
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「食の乱れはあらゆる問題を引き起こす」
服部幸應(服部栄養専門学校校長)
※『致知』2013年11月号
特集「道を深める」より
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子育てでは母子の関係形成という時期があって、
赤ちゃんを抱き締めたり、
おっぱいをあげたりすることで
お互いを愛おしく思うようになるんですが、
そのポイントがオキシトシンなんです。
オキシトシンというのは、
おっぱいをあげるとお母さんの頭の中で
分泌されるホルモンで、
それが出ることによって、
お母さんは赤ちゃんを大切にしなきゃいけない
という気持ちになるし、
赤ちゃんのほうもおっぱいを飲むことで
「お母さん大好き」って思うようになる。
ですからそういう理想的な母子関係をつくるには、
お乳をあげたり、だっこしたり、
見つめてあげたり、話しかけてあげることが凄く重要なんですが、
いまは生まれてすぐに赤ちゃんを保育園に渡してしまうし、
人工のミルクをあげてしまうから、
オキシトシンが出ないんですよ。
だから人の気持ちが通じない
人間をつくってしまうんです。
私が子供の頃は、
不登校なんてクラスに1人もいませんでしたよ。
ところがいまは年間約17万5千人もいる。
昔はあり得なかったことが、いま起きているんです。
(中略)
食の乱れはあらゆる問題を引き起こします。
いまの親子関係の乱れも、食育の視点からすると、
家族で一緒に食事をしてこなかったところに問題があります。
昔の日本の家庭には
ちゃぶ台という丸いテーブルがあって、
家族がそれを囲んで一緒に食事していました。
だから僕は「ちゃぶ台をもう一度」
って働きかけをしているんです。
もちろんテーブルに椅子だって構わない。
家族が一緒に食事をすることが大事なんです。
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以上であります。
押忍 石黒康之
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