◆ 長く発展する会社の条件 ◆
ファッション業界って
入れ替わりが激しくて、
流行になるのも早ければ、
潰れるのも早い。
10年も持てばいいほう
じゃないでしょうか。
私はそこにずっと疑問を抱いていて、
なぜ潰れるのかを追求していきました。
──その答えは何でしたか。
いろいろな人を見てきて分かったのは、
ファッション業界の人たちは
利益が上がると遊び呆けたり
ゴルフ場を買ったりする。
そういう経営者が多いんです。
一方、優良法人になったご縁で
イワキメガネの創業者
岩城二郎さんをはじめ、
ファッション業界以外の方とも
お付き合いが生まれましてね。
そういう先輩経営者は
非常に堅実な経営をされている。
だから私は銀行に頼らず、
自己資本比率を高めて、
利益を上げても一切配当しないで
すべて内部留保に回す。
そうやって地道に財務体質を
強くしていくのと同時に、
小さくてもキラリと光る特徴のある
商品開発を心掛けていきました。
──経営の拠り所を
しっかり持たれていたと。
リーダーにとって最も大切なのは、
常にアンテナを張って的確な情報を得て、
時代の変化を読み切る力。
読み切った上でうちの会社は
これしかないという道を
選択していけば勝ち戦ができる。
それが長く発展していく
会社の条件だと思います。
八木原 保(「原宿の父」ことジム会長)
※『致知』2016年2月号P42 特集「一生一事一貫」
致知出版社様メルマガより
押忍!
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