プロフィール

2017年7月4日火曜日

あつかいにくい人間

アドラーが言う扱いにくい人とは
仏教では煩悩に侵された人を言います。

人として克服すべき最も根本的な三つの煩悩は、
貪・瞋・癡(とん・じん・ち)の三毒を言います。
貪はむさぼりである欲を表します。
貪のカテゴリーの中の
相手に何とか自分を優秀に見せようする欲を
慢(まんMāna)と言います。
慢が満たされないと瞋(じん 意味:怒り)が起きます。
このような状況の例えでは、
慢心に満ちた上司が自分の優位性を誇示するために
自分の思い通りにならない部下を怒鳴り誹謗したり、
仕事の失敗を責任転嫁する場合がそうです。
このような智慧のない行動を痴(ち)と言います。
このことを念頭にその観点から
相手を冷静に観察してみると怒りも起きることなく
扱いにくい相手は反面教師として
自分の成長に役たつでしょう。
釈尊はこのような煩悩によって智慧のない
癡の行動をとることを戒めています。


Facebookページよりシェアさせていただきました。


押忍!

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