小林正観さんの心に響く言葉より…
あと出しじゃんけんで勝ってくださいと言うと、約8割の人が勝ちます。
ところが、負けてくださいと言うと負けられる人は約4割です。
あと出しじゃんけんで勝つも負けるも情報の処理量は一緒なのに、なぜ負けられないのでしょう。
それは、私たちが勝つ訓練ばかりやってきたからです。
相手に勝とうとすると相手を読み取ることはできません。
けれど、負けようと思っていると普段使っていない85%の脳細胞が目覚めて潜在能力が働き、相手を読み取ることができます。
ある種の超能力です。
勝とうと思うと緊張するためベータ波が出ます。
しかし「負けてもいいんだ、勝つ意味は全然ないよ、いやむしろ負けちゃおう」という方向へいくと緊張しないので、アルファ―波やシーター波が出ます。
このように勝とうと思わずに負けようと思っていると、実は超能力を日常的に使えるようになるようです。
『感謝ではじまる幸せの習慣』宝島社
小林正観さんは、本書の中でこう語ります。
『私たちは「幸せとは、競ったり比べたり争った結果、優位に立って手に入れるものだ」と思い込んできました。
人より抜きん出て初めて、えらい、立派と評価されてきた学校教育の影響です。
そのため、努力をしない人間はダメで、競争から落ちこぼれると、価値のない存在であると錯覚してきました。
そのような価値観から、そろそろ抜け出してみませんか。
人間の価値は、勉強や仕事ができるからとか、何か数字で判断できるような単純なものではなく、あらゆるところから素晴らしい個性や存在価値を見つけることができます。
これからの時代、「競わない、比べない、争わない」という思想が基本的な価値観として根づけば、どれほど楽に生きられることでしょう。
人と争い合って、自分のためだけに生きるより、人に何かをしてあげることで喜ばれ、自分も人に素直に甘えて感謝しながら生きるほうが、ストレスのない豊かな人生になるのではないでしょうか』
我々は子どもの頃から、勝つための訓練や教育を受けてきた。
勉強も、クラブ活動も、運動会も、進学も、就職も、すべて競争で、一人でも多くの人を抜き去り優位に立つことが大事だという価値観に染められてきた。
しかし、人として最も大事な価値観は、「人に喜ばれる存在になること」であり、「人の役に立つ人になること」だ。
「人に喜ばれる存在になる」ためには、勝つことや、競争は関係ない。
スピーチなどでもそうだが、極端にあがってしまって一言も話ができないような人は、勝つこと、すなわち、人前では上手に話さなければいけないと思っている。
しかし、「まわりは誰も他人の話など聞いていない、下手に話をしてもいいのだ、失敗しても大丈夫」と思えば、気が楽になる。
一番になる、優勝する、選抜される、いい学校に行く、有名企業に入る、人より上手に話す、 という「勝つ」という価値観から、「人に喜ばれる」という価値観に。
これからの時代は、学校の秀才や、有名大学や有名企業に入った者が、必ずしも勝てる(生き残れる)時代ではなくなってきた。
負けるじゃんけんを究めると、勝ち負けというこだわりから抜け出せる。
松下幸之助翁の「好況よし、不況またよし」の言葉のごとく、「勝ちもよし、負けもまたよし」の心境で…
人に喜ばれる存在を目ざしたい
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