「待つことだ」と言われます。
子供の教育でもそうです。
じっと我慢して、本人がその気になるまで
いかに待ち続けるかが
教育の一つのポイントだと言われますが、
まさにそのとおりだと思います。
(イエローハットの創業者の)
鍵山秀三郎さんは10年間待ち続けたわけです。
社長のオレが掃除をやっているんだから、
あんた方やれということはひと言も言わずに、
ただ黙って10年間、毎日黙々とやり続けました。
10年たったときに、幹部の一人がいつまでも
こんなことを社長にだけさせていたらいけないと、
はじめて気がつきました。
気がつくのに10年かかったわけです。
しかし、10年待ったという言い方もできます。
周囲が発意するまで10年かかる。
その10年待つところに、
ある意味においては、
本当の教育のあり方を
教えられているのではないかと思います。
◆松下幸之助氏がつくった
松下政経塾の塾頭・上甲晃氏の実践録
『志のみ持参』(上甲晃・著)より
致知出版社様メルマガよりシェアさせていただきました。
押忍
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