【親の敷いたレールを逸脱する】
習志野台幼稚園理事長、いぬかい良成氏の心に響く言葉より…
これからの時代は、AI(人工知能)のロボットが、今まで人がしていた仕事を担っていくといわれています。
親の言う通りに勉強して、単に知識をたくさん詰め込んでも、AIにはかないません。
そうした中で生き残っていけるのは、従順なロボットのような「良い子」ではなく、従来の常識を打ち破るような革新的で突き抜けた発想のできる子どもです。
親のイライラにおびえ、親の機嫌を損ねない「良い子」を演じたまま成長すると、「良い子症候群」に陥る危険性があります。
「良い子症候群」は、「良い子」であると他人に認めてもらうことでしか自分に自信を持てません。
そのため、少しでも誰かに注意されたりすると、極端に落ち込んだり、あるいは逆ギレしてしまうことが多いのです。
「うちの子はどうしてこんなに悪い子なんだろう?」
そう思い悩んでいるお父さんお母さんは、我が子が「良い子」でないことをむしろ歓迎してください。
私の持論は「子どもは悪い子に育てましょう!」です。
もちろん、「子どもを乱暴者に育てましょう」とか、「子どもを犯罪者に育てましょう」と言いたいわけではありません。
私のいう「悪い子」とは、簡単にいうと"親の敷いたレールから逸脱する子ども"です。
多くの子どもたちは、「あなたには無理!」とか「これはダメ」「あれもやめなさい」「そうじゃなくて、こうしなさい」と、親の決めたルールにがんじがらめにされています。
そんな親の決めたルールに支配され、親の望むゴールに向かってひょろひょろ伸びているきゅうくつな道…それが親の敷いたレールです。
親が思い描く幸せが、必ずしも子ども自身の幸せとは限らないのです。
「いい学校に行きなさい。そうすれば人生幸せになれるから」と、親の敷いたレールに沿って子どもが一流大学に合格したとします。
しかし、その子が自ら「行きたい」と望んだのではなく、ただ親の進める大学に入った場合、子どもは入学した後の人生を描けなくなってしまいます。
大学に入るという目的が達成されそこで燃え尽きてしまう、いわゆる「燃え尽き症候群」になってしまいます。
しかし人生が始まるのはこれからです。
社会に羽ばたく前の通過点に過ぎない大学入学が、人生の終着駅になってしまっていませんか?
『子どもは「悪い子」に育てなさい』楓書店
いぬかい氏は本書の中でこう語っている。
『「常識とは、18歳までに身につけた偏見のコレクションに過ぎない」
これはアインシュタイン語録のひとつです。
「これが常識!」と信じて親がこどもに押しつけているルールは、実は親の限られた経験と知識による「偏った常識」であることがよくあります。
古今東西、偉業を成し遂げた人物には、子どものころに問題児だったというエピソードが多々あります。
「Think different」…これは、「世界を変えた人たちは、変人だった」というメッセージを伝えるアップル社(スティーブ・ジョブズ)の有名なCMのキャッチコピーです。
このCMに登場するのは、トーマス・エジソン、アルベルト・アインシュタイン、パブロ・ピカソ、ジョン・レノン、アルフレッド・ヒッチコック、モハメド・アリなど、歴史に名を残すイノベーター(改革者)ばかりです。
たとえばノーベル賞を受賞した天才物理学者のアルベルト・アインシュタインは、子どものころから天才だったわけではなく、10歳近くになっても言葉をまともに話せず、クラスメイトにバカにされていたといいます。
トーマス・エジソンは、小学1年の算数の授業で「なぜ1+1は必ず2になるの?2つの粘土を混ぜたら、ひとつの粘土になるじゃないか」と教師にしつこく食い下がり、「この子は頭がおかしいから、もう学校に来なくていいです」と教師に見放されてしまいます。
そのため、エジソンは小学校さえまともに出ていませんが、ご存知の通り、彼は世界屈指の発明王になりました。
けれど、残念ながら「出る杭は打たれる」のが世の常です。
特に日本の社会は周囲との協調性を重んじ、「長いものには巻かれろ」とか「寄らば大樹の陰」といったメンタリティが強いので、空気を読まずに和を乱すような子どもは、まさに「出る杭」として周りから叩かれがちです。
それは、他の子どもと違うユニークな「個性」を持っている証拠です。
たとえ自分の子どもが扱いにくいと感じても、他の子どもと比べてそれを恥じたり、ムリに押さえつけるのはやめましょう。
長いものにイージーに巻かれない子どもには、未来に花開く素晴らしい「ギフト」が宿っている可能性がありますから。』
また、いぬかい氏は、親が決めたルールを押しつけてはいけないとは言っても、すべてを子どもの自主性にまかせ、自由奔放にやらせていいということではないという。
人としての土台となる基礎は身につけないと単なるわがままな子どもになってしまうからだ。
そこで必要となるのが「態度教育(しつけ)」だ。
「あいさつ」「返事」「履物をそろえる」「姿勢を正す(立腰)」「食事のマナーを身につける」という5つの基本要素。
今までは、いい大学に入り、安定した大企業や官公庁に入るといったことが安泰で、人生の幸せにつながった。
しかし、これからは違う。
想像もつかないような大変化がやってくるからだ。
自ら考え、創造性を発揮し、新しいことにチャレンジし、冒険し、行動する人でなければ生き残ってはいけない。
その基本になるのが、教育だ。
何かを覚えてそれを再生するだけの記憶勝負の教育では、AIに一瞬にして負ける。
「親の敷いたレールを逸脱する」
いい大人になっても、親の敷いたレールから外れられない人は多い。
従来の常識を打ち破るような、革新的で突き抜けた発想を大事にする人でありたい。
■メルマガの登録と解除はこちらから
http://hitonokokoro.com/
■「人の心に灯をともす」のfacebookページです♪
http://www.facebook.com/hitonokokoro
■【人の心に灯をともす】のブログはこちら
http://ameblo.jp/hiroo117/
■Twitterはこちらから
https://twitter.com/hiroo117
習志野台幼稚園理事長、いぬかい良成氏の心に響く言葉より…
これからの時代は、AI(人工知能)のロボットが、今まで人がしていた仕事を担っていくといわれています。
親の言う通りに勉強して、単に知識をたくさん詰め込んでも、AIにはかないません。
そうした中で生き残っていけるのは、従順なロボットのような「良い子」ではなく、従来の常識を打ち破るような革新的で突き抜けた発想のできる子どもです。
親のイライラにおびえ、親の機嫌を損ねない「良い子」を演じたまま成長すると、「良い子症候群」に陥る危険性があります。
「良い子症候群」は、「良い子」であると他人に認めてもらうことでしか自分に自信を持てません。
そのため、少しでも誰かに注意されたりすると、極端に落ち込んだり、あるいは逆ギレしてしまうことが多いのです。
「うちの子はどうしてこんなに悪い子なんだろう?」
そう思い悩んでいるお父さんお母さんは、我が子が「良い子」でないことをむしろ歓迎してください。
私の持論は「子どもは悪い子に育てましょう!」です。
もちろん、「子どもを乱暴者に育てましょう」とか、「子どもを犯罪者に育てましょう」と言いたいわけではありません。
私のいう「悪い子」とは、簡単にいうと"親の敷いたレールから逸脱する子ども"です。
多くの子どもたちは、「あなたには無理!」とか「これはダメ」「あれもやめなさい」「そうじゃなくて、こうしなさい」と、親の決めたルールにがんじがらめにされています。
そんな親の決めたルールに支配され、親の望むゴールに向かってひょろひょろ伸びているきゅうくつな道…それが親の敷いたレールです。
親が思い描く幸せが、必ずしも子ども自身の幸せとは限らないのです。
「いい学校に行きなさい。そうすれば人生幸せになれるから」と、親の敷いたレールに沿って子どもが一流大学に合格したとします。
しかし、その子が自ら「行きたい」と望んだのではなく、ただ親の進める大学に入った場合、子どもは入学した後の人生を描けなくなってしまいます。
大学に入るという目的が達成されそこで燃え尽きてしまう、いわゆる「燃え尽き症候群」になってしまいます。
しかし人生が始まるのはこれからです。
社会に羽ばたく前の通過点に過ぎない大学入学が、人生の終着駅になってしまっていませんか?
『子どもは「悪い子」に育てなさい』楓書店
いぬかい氏は本書の中でこう語っている。
『「常識とは、18歳までに身につけた偏見のコレクションに過ぎない」
これはアインシュタイン語録のひとつです。
「これが常識!」と信じて親がこどもに押しつけているルールは、実は親の限られた経験と知識による「偏った常識」であることがよくあります。
古今東西、偉業を成し遂げた人物には、子どものころに問題児だったというエピソードが多々あります。
「Think different」…これは、「世界を変えた人たちは、変人だった」というメッセージを伝えるアップル社(スティーブ・ジョブズ)の有名なCMのキャッチコピーです。
このCMに登場するのは、トーマス・エジソン、アルベルト・アインシュタイン、パブロ・ピカソ、ジョン・レノン、アルフレッド・ヒッチコック、モハメド・アリなど、歴史に名を残すイノベーター(改革者)ばかりです。
たとえばノーベル賞を受賞した天才物理学者のアルベルト・アインシュタインは、子どものころから天才だったわけではなく、10歳近くになっても言葉をまともに話せず、クラスメイトにバカにされていたといいます。
トーマス・エジソンは、小学1年の算数の授業で「なぜ1+1は必ず2になるの?2つの粘土を混ぜたら、ひとつの粘土になるじゃないか」と教師にしつこく食い下がり、「この子は頭がおかしいから、もう学校に来なくていいです」と教師に見放されてしまいます。
そのため、エジソンは小学校さえまともに出ていませんが、ご存知の通り、彼は世界屈指の発明王になりました。
けれど、残念ながら「出る杭は打たれる」のが世の常です。
特に日本の社会は周囲との協調性を重んじ、「長いものには巻かれろ」とか「寄らば大樹の陰」といったメンタリティが強いので、空気を読まずに和を乱すような子どもは、まさに「出る杭」として周りから叩かれがちです。
それは、他の子どもと違うユニークな「個性」を持っている証拠です。
たとえ自分の子どもが扱いにくいと感じても、他の子どもと比べてそれを恥じたり、ムリに押さえつけるのはやめましょう。
長いものにイージーに巻かれない子どもには、未来に花開く素晴らしい「ギフト」が宿っている可能性がありますから。』
また、いぬかい氏は、親が決めたルールを押しつけてはいけないとは言っても、すべてを子どもの自主性にまかせ、自由奔放にやらせていいということではないという。
人としての土台となる基礎は身につけないと単なるわがままな子どもになってしまうからだ。
そこで必要となるのが「態度教育(しつけ)」だ。
「あいさつ」「返事」「履物をそろえる」「姿勢を正す(立腰)」「食事のマナーを身につける」という5つの基本要素。
今までは、いい大学に入り、安定した大企業や官公庁に入るといったことが安泰で、人生の幸せにつながった。
しかし、これからは違う。
想像もつかないような大変化がやってくるからだ。
自ら考え、創造性を発揮し、新しいことにチャレンジし、冒険し、行動する人でなければ生き残ってはいけない。
その基本になるのが、教育だ。
何かを覚えてそれを再生するだけの記憶勝負の教育では、AIに一瞬にして負ける。
「親の敷いたレールを逸脱する」
いい大人になっても、親の敷いたレールから外れられない人は多い。
従来の常識を打ち破るような、革新的で突き抜けた発想を大事にする人でありたい。
■メルマガの登録と解除はこちらから
http://hitonokokoro.com/
■「人の心に灯をともす」のfacebookページです♪
http://www.facebook.com/hitonokokoro
■【人の心に灯をともす】のブログはこちら
http://ameblo.jp/hiroo117/
■Twitterはこちらから
https://twitter.com/hiroo117
シェアさせていただきました。
0 件のコメント:
コメントを投稿