中国の古い文献では相手を騙すことも
一つの作戦としていいことだと言う。
しかし日本では真実をよしとする。
偽りは所詮偽りにすぎない。
鋭く真実であれば、
やがてそれははっきりとした結果を生む。
狐で犬を捕らえるのか。
そのようなことはできないだろう。
やはり犬で狐を捕らえるのが基本である。
『闘戦経』の主張はただ勝てばいい
ということではなく、どのように勝つか、
さらに言えばどのように生きるか、
ということにまで及んでいます。
とにかく勝てばいいのだろう
ということであれば、
場合によっては人を騙す方が
勝ちやすいかもしれません。
しかし、たいていの場合、
そういう人の本性は周りの人に露呈していて、
「大きな声では言えないけど、あの人って……」
という話になることもよくあることです。
人生における勝ち負けとはそもそも何か。
「相手を制圧する」「権力的に上に立つ」
「お金を人よりたくさん持つ」。
それが即(すなわち)ち勝ちだという
論理のみでいけば、人を騙しても
いいかもしれません。
しかし、勝ち負けの基準が
そもそもそういうところにはなく、
「誠実さを貫く」「人から信頼される」
「気持ちよく戦う」といったところに
人生の価値があるとなれば、
相手や仲間を騙すこと自体が
すでに負けになっているのです。
『闘戦経』では日本人の価値観を
的確に捉えていて
「どんな手を使っても勝つことを
よしとするのではなく、正々堂々と
戦うことがまず大切だ。
何か汚い手を使って勝つよりも、
負ける方がまだいい」
といった潔さを求めるのです。
900年以上も前に書かれた本に、
現代にまで続く日本人の価値観が
記されていることに驚きます。
これは経済活動でも言えることで、
その場しのぎの?は言わない、
ズルをしないという戦いをしている
ビジネスパーソン、企業はたくさんあります。
例えばトヨタなどは世界で堂々たる
ビジネスをしてきた範例と
言えるのではないでしょうか。
……「日本人として恥ずかしくない闘い方」
していますか??
◎現実に戦っているか?
◎大局的判断をしているか?
◎決断力は鈍っていないか?
真のビジネスパーソンになるための
ヒントが秘められた『日本人の闘い方』。
真のビジネスパーソンになるための一冊
『日本人の闘い方』(齋藤孝・著)より
致知出版社
致知出版社様メルマガより
押忍!
写真は本文とは関係ございません。(^^;;
0 件のコメント:
コメントを投稿