この辺でいいやなんて妥協したら、
もうそこで成長もストップしてしまいます。
だから私は、一流だと思うこと自体が
もう一流でなくなる始まりだと言うんです。
もっと上を、もっと高い頂を目指そうという
気持ちを持った人が、
やっぱり伸びる人だと思います。
── 今田洋輔(「銀座久兵衛」2代目店主)
◆月刊誌『致知』最新号(2月号)
対談「一筋の道を歩み続けて」より
今田洋輔(「銀座久兵衛」2代目店主)
&
早乙女哲哉(天ぷら「みかわ是山居」主人)
・ ・ ・ ・ ・
早乙女 ベテランの人たちの仕事を見てると、
やっぱし材料やお客さんに対する
思いの量がもう圧倒的に違います。
一個の寿司にも100も200も
思いを込められるかということ。
それは、それまでの自分の経験の中で
積み上げてきたものだから、
そこいらへんの思いの量が全く違う。
今田 もっともっとという精神的な粘着性、
しつこさ、そういう気持ちの
度合いの差ですね。
この辺でいいやなんて妥協したら、
もうそこで成長もストップしてしまいます。
だから私は、一流だと思うこと自体が
もう一流でなくなる始まりだと言うんです。
もっと上を、もっと高い頂を目指そうという
気持ちを持った人が、
やっぱり伸びる人だと思います。
早乙女 よく新しく店を出したいという人から
相談を受けて、必要なものを
全部帳面に書き出せって言うんです。
それで、
「一所懸命計算したけど、
どうやっても赤字にしかなりません」
という人には
「大丈夫、100パーセント保証する」
といって出店を勧めるんだけど、
「何とかいけそうです」
と簡単に言うやつには
「きっと潰れるぞ」
と言うんです。
それはね、お客さんに
やってあげられることの
チェックが足りないんですよ。
赤字になるって言う人は、お客さんに
自分がやれることをとことん考えるから、
計算上は赤字になっちゃうんです。
でも、それだけやってお客さんが
次に来ないことはない。
商売の基本ですよ。
お客さんに対する思い、
やってあげられることを
どれくらい自分がチェックできるのか。
それの違いです。
これで上手く儲かるかなぁなんて
言ってるやつは、ちょっと考えたほうがいい。
今田 自分の代になって新しくつくった本店が、
おかげさまで21年目を迎えるんですが、
ここまで続けてこられたのは、
やっぱり常に危機感を
失わなかったからだと思うんです。
いまはお客様が来てくださっているけど、
これが明日、明後日、1年後、3年後、
5年後も続いているかということが問題でね。
息子にもよく言うんですけど、
うちはお客様が入るんだなんて
考えるのは大間違いだよと。
お客様は敏感だし、ちょっと手を抜けば
すぐ来なくなってしまう。
常にそういう危機感を持ってやることが
大事だと思います。
致知出版社様より
押忍!
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