【人工知能時代を生き抜く子どもの育て方】
神野元基氏の心に響く言葉より…
「子どもにいつからスマホを使わせればいいのか分からない」
このような悩みを抱いたことはありませんか?
もしくは、すでにお子様がゲームやYouTubeに熱中しているという方もいらっしゃるかもしれません。
「このままではスマホやゲーム中毒になってしまうのでは」と不安を感じている方も多いはずです。
しかし、そもそも子どもがスマホに夢中になると、なぜ私たち大人は心配するのでしょう。
学校の勉強をしなくなるかも。
初対面でコミュニケーションが取れなくなるかも。
悪い事件に巻き込まれてしまうかも…。
理由は様々です。
そしてその根本にあるのは、「スマホによって子どもが将来どうなるか分からない」という不安ではないでしょうか。
なぜなら、私たちの子ども時代にはスマホが存在していません。
自分が子ども時代に予想もしていなかったテクノロジーを、自分の子どもが使う。
そのとき子どもが何を考えるのか、未来にどう影響するのか、自分の経験から想像がつかないことが不安の原因です。
これはスマホに限った話ではありません。
テクノロジーがわたしたちにもたらす影響を予測することは困難です。
しかも、その影響は急には現れません。
社会は気づかないうちにジワジワと変容していくのです。
でも一つだけ言えることがあります。
いま最先端のテクノロジーは、遅かれ早かれ空気のような存在として、社会に溶け込んでいくということです。
わかりやすい例がインターネットです。
日本でインターネットが広がり始めたのは1993年ごろ。
たったの24年前のことです。
しかし、インターネットがここまで社会のあり方(働き方やコミュニケーションの仕方、余暇の過ごし方など)を変えるとは、ほとんどの人にとって想像もつきませんでした。
一方で、黎明期からインターネットに慣れ親しんでいた子どもたちは、いまITの分野で大活躍をしています。
もし当時彼・彼女らの親が「自分にはよく分からないから」という理由でインターネットを禁止していたら、いま日本のIT企業は生まれていません。
子どもの可能性を広げるために、私たちに求められることはふたつです。
ひとつは、最先端テクノロジーに対して寛容になること。
もうひとつはそれがもたらす未来を予測するべく努力することです。
では、現代における最先端テクノロジーとは何でしょうか。
それは人工知能であり、IOTであり、ドローンであり、VRであり、3Dプリンターです。
とりわけ、2012年から始まった人工知能の進化は、産業革命以来の大発明です。
社会を劇的に変えることは間違いありません。
その影響はインターネットの登場により、はるかに大きくなると予想されています。
そして、すでに目に見える形で変化が起こり始めているのです。
たとえばGoogle翻訳。
2016年の暮に入ってから、Google翻訳は人工知能が完全に翻訳を担うシステムへと改善されました。
そして、精度が飛躍的に上がったのです。
かなり複雑な文章でも意味が通じるように訳します。
また、日本語の音声の読み上げもとてもスムーズです。
同時に、人工知能による音声認識の精度も上がっています。
この2つを組み合わせることで、私たちは海外の人と母国語だけで対話ができるようになりました。
もちろん口語表現などまだ追いついていない所もあります。
しかし近い将来人工知能により、多くの人にとって外国語を習得する必要が無くなる可能性は高いです。
人工知能がもたらす恩恵は翻訳だけにとどまりません。
車の自動運転の実用化は時間の問題です。
医療現場では人工知能が医師の代わりにガンを発見しています。
投資の世界では有効なポートフォリオを人工知能が提案してくれます。
生活とビジネスのあらゆる場面が人工知能というテクノロジーに対応できるかどうかで人生が変わるといういことです。
私たちはまさに今、人口知能時代に突入したのです。
『人工知能時代を生き抜く子どもの育て方』ディスカヴァー
今の子どもたちが大人になるころには、次のような大きな変化が起きていると神野氏は言う(本書より)。
1.小さいときから夢見てきた仕事がなくなる
2.学歴があるだけでは働き口が見つからない状況になる
3.指示を受けないと働けない人材は即刻クビになる
4.コンピューターが扱えないことは、読み書きができないことに等しくなる
日本にスマホが登場したのは2004年。
ほんの13年前のこと。
つまり、我々が生まれたときにはなかったテクノロジーであり、新たなビジネスだ。
これは、今の子どもたちにも言えること。
今の子どもたちが大人になる頃には、もっともっと変化のスピードが速くなり、新たなテクノロジーやビジネスが生まれているだろう。
明治維新が成功したのは、大人や年配者たちが、当時の若者たちの「現状を変える行動(変革)」を認めていたからだ、という話がある。
大変化の時代における大人たちの役割は、若者たちの変革を邪魔(じゃま)しないことであり、それを応援すること。
人工知能時代を生き抜く子どもたちの応援をしたい。
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神野元基氏の心に響く言葉より…
「子どもにいつからスマホを使わせればいいのか分からない」
このような悩みを抱いたことはありませんか?
もしくは、すでにお子様がゲームやYouTubeに熱中しているという方もいらっしゃるかもしれません。
「このままではスマホやゲーム中毒になってしまうのでは」と不安を感じている方も多いはずです。
しかし、そもそも子どもがスマホに夢中になると、なぜ私たち大人は心配するのでしょう。
学校の勉強をしなくなるかも。
初対面でコミュニケーションが取れなくなるかも。
悪い事件に巻き込まれてしまうかも…。
理由は様々です。
そしてその根本にあるのは、「スマホによって子どもが将来どうなるか分からない」という不安ではないでしょうか。
なぜなら、私たちの子ども時代にはスマホが存在していません。
自分が子ども時代に予想もしていなかったテクノロジーを、自分の子どもが使う。
そのとき子どもが何を考えるのか、未来にどう影響するのか、自分の経験から想像がつかないことが不安の原因です。
これはスマホに限った話ではありません。
テクノロジーがわたしたちにもたらす影響を予測することは困難です。
しかも、その影響は急には現れません。
社会は気づかないうちにジワジワと変容していくのです。
でも一つだけ言えることがあります。
いま最先端のテクノロジーは、遅かれ早かれ空気のような存在として、社会に溶け込んでいくということです。
わかりやすい例がインターネットです。
日本でインターネットが広がり始めたのは1993年ごろ。
たったの24年前のことです。
しかし、インターネットがここまで社会のあり方(働き方やコミュニケーションの仕方、余暇の過ごし方など)を変えるとは、ほとんどの人にとって想像もつきませんでした。
一方で、黎明期からインターネットに慣れ親しんでいた子どもたちは、いまITの分野で大活躍をしています。
もし当時彼・彼女らの親が「自分にはよく分からないから」という理由でインターネットを禁止していたら、いま日本のIT企業は生まれていません。
子どもの可能性を広げるために、私たちに求められることはふたつです。
ひとつは、最先端テクノロジーに対して寛容になること。
もうひとつはそれがもたらす未来を予測するべく努力することです。
では、現代における最先端テクノロジーとは何でしょうか。
それは人工知能であり、IOTであり、ドローンであり、VRであり、3Dプリンターです。
とりわけ、2012年から始まった人工知能の進化は、産業革命以来の大発明です。
社会を劇的に変えることは間違いありません。
その影響はインターネットの登場により、はるかに大きくなると予想されています。
そして、すでに目に見える形で変化が起こり始めているのです。
たとえばGoogle翻訳。
2016年の暮に入ってから、Google翻訳は人工知能が完全に翻訳を担うシステムへと改善されました。
そして、精度が飛躍的に上がったのです。
かなり複雑な文章でも意味が通じるように訳します。
また、日本語の音声の読み上げもとてもスムーズです。
同時に、人工知能による音声認識の精度も上がっています。
この2つを組み合わせることで、私たちは海外の人と母国語だけで対話ができるようになりました。
もちろん口語表現などまだ追いついていない所もあります。
しかし近い将来人工知能により、多くの人にとって外国語を習得する必要が無くなる可能性は高いです。
人工知能がもたらす恩恵は翻訳だけにとどまりません。
車の自動運転の実用化は時間の問題です。
医療現場では人工知能が医師の代わりにガンを発見しています。
投資の世界では有効なポートフォリオを人工知能が提案してくれます。
生活とビジネスのあらゆる場面が人工知能というテクノロジーに対応できるかどうかで人生が変わるといういことです。
私たちはまさに今、人口知能時代に突入したのです。
『人工知能時代を生き抜く子どもの育て方』ディスカヴァー
今の子どもたちが大人になるころには、次のような大きな変化が起きていると神野氏は言う(本書より)。
1.小さいときから夢見てきた仕事がなくなる
2.学歴があるだけでは働き口が見つからない状況になる
3.指示を受けないと働けない人材は即刻クビになる
4.コンピューターが扱えないことは、読み書きができないことに等しくなる
日本にスマホが登場したのは2004年。
ほんの13年前のこと。
つまり、我々が生まれたときにはなかったテクノロジーであり、新たなビジネスだ。
これは、今の子どもたちにも言えること。
今の子どもたちが大人になる頃には、もっともっと変化のスピードが速くなり、新たなテクノロジーやビジネスが生まれているだろう。
明治維新が成功したのは、大人や年配者たちが、当時の若者たちの「現状を変える行動(変革)」を認めていたからだ、という話がある。
大変化の時代における大人たちの役割は、若者たちの変革を邪魔(じゃま)しないことであり、それを応援すること。
人工知能時代を生き抜く子どもたちの応援をしたい。
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