【ワクワクして暮らす】
武田双雲氏の心に響く言葉より…
僕が京都でタクシーに乗ったときのことです。
往きと帰りで、同じ会社の別の人のタクシーに乗ったのですが、二人の運転手さんが絵に描いたような正反対のタイプでした。
往きのタクシーの運転手さんは、まるで口グセのように「つまんない、つまんない」を連発します。
「お客さんも最近ガラが悪いし不景気だし、会社も給料を払ってくれない。タクシーの運転手は肩が凝(こ)るし最悪」
こういうネガティブなことばかり言うものですから、僕も「大変ですね、運転手さん」と調子を合わせるしかありませんでした。
それ以外にも気になるところは、ありました。
車内はちょっとたばこ臭かったし、ところどころ汚れていました。
大音量で野球の実況中継が流れていたりして、何か空気感もよくない。
運転手さんのイライラが車内の随所(ずいしょ)に表れていましたし、それが僕にもダイレクトに伝わってしまっていたのです。
帰りも同じ会社のタクシーに乗ったのですが、ビックリするくらい何もかも違っていました。
車内に入ると、アロマの香りがフワッと漂い、清掃も行き届いている。
ラジオが流れていましたが、「何か聴きたいものがありますか。音楽にしましょうか」と、こちらを気遣ってくれます。
運転手さんとも会話しましたが、ネガティブな言葉は一切出てきません。
「私はタクシー運転手になりたくてなったんですが、『こんなに最高の職業はない』と思っています。いいお客様ばかりに出会って、本当に天職です。休みの日でもタダで働かせてもらいたいくらいです」
一緒に乗っているだけで、運転手さんのワクワクが伝わってきました。
こちらまで気分がよくなってきます。
おそらくこの運転手さんのタクシーに乗ったら、誰もが僕と同じような気持ちになるでしょう。
「同じタクシー運転手なのに、ワクワクしている人とイライラしている人とでは、こんなにも違うのか」
この人の出来事は、そう感じさせる貴重な経験でした。
イライラしながら運転するタクシーとワクワクしながら運転するタクシー。
あなたは、どちらの人が運転するタクシーに乗りたいですか。
こう聞かれたら、ほぼ全員が後者と答えるはずです。
それでも、こう聞いてみましょう。
もしあなたがタクシー運転手だとしたら、どちらのタイプになりますか。
同じように、後者を選ぶ人は多いはずです。
本当は、誰もがワクワクしながら仕事をしたり生活したりしていきたいと思っているのではないでしょうか。
「イライラしながら仕事をしたり生活したりしても、いいことはない」と、気づいてはいます。
それなのに、忙しかったり思うように成果が出なかったりして、イライラしながら仕事をするタクシー運転手のようになってしまう。
本当は、そういうことをしたくない。
ワクワクしながら仕事や生活をしてきたいと思っているにもかかわらず…。
『ワクワク人生教室』河出書房新社
武田双雲氏は、ワクワクとドキドキはセットになっている、と同書の中で語る。
ワクワクとドキドキは、未来を思ったり感じたりするときに出る言葉。
そして、「この先どうなるのだろう?」と不安を感じて暗くなりそうになったら、逆に笑顔でニコニコするといい、という。
表情を明るくするだけで、ワクワクしてくるからだ。
また、ワクワクを感じるためには、好奇心が必要だ。
好奇心があれば、色々なことを面白がることができ、同時に、ワクワク感じるようにもなれる。
子どもは好奇心のかたまりだ。
でも、大人になるにつれ、多くの人は好奇心を失い、ワクワク感もなくしてしまう。
毎日をワクワクして暮らしたい。
■「人の心に灯をともす」のfacebookページです♪
http://www.facebook.com/hitonokokoro
武田双雲氏の心に響く言葉より…
僕が京都でタクシーに乗ったときのことです。
往きと帰りで、同じ会社の別の人のタクシーに乗ったのですが、二人の運転手さんが絵に描いたような正反対のタイプでした。
往きのタクシーの運転手さんは、まるで口グセのように「つまんない、つまんない」を連発します。
「お客さんも最近ガラが悪いし不景気だし、会社も給料を払ってくれない。タクシーの運転手は肩が凝(こ)るし最悪」
こういうネガティブなことばかり言うものですから、僕も「大変ですね、運転手さん」と調子を合わせるしかありませんでした。
それ以外にも気になるところは、ありました。
車内はちょっとたばこ臭かったし、ところどころ汚れていました。
大音量で野球の実況中継が流れていたりして、何か空気感もよくない。
運転手さんのイライラが車内の随所(ずいしょ)に表れていましたし、それが僕にもダイレクトに伝わってしまっていたのです。
帰りも同じ会社のタクシーに乗ったのですが、ビックリするくらい何もかも違っていました。
車内に入ると、アロマの香りがフワッと漂い、清掃も行き届いている。
ラジオが流れていましたが、「何か聴きたいものがありますか。音楽にしましょうか」と、こちらを気遣ってくれます。
運転手さんとも会話しましたが、ネガティブな言葉は一切出てきません。
「私はタクシー運転手になりたくてなったんですが、『こんなに最高の職業はない』と思っています。いいお客様ばかりに出会って、本当に天職です。休みの日でもタダで働かせてもらいたいくらいです」
一緒に乗っているだけで、運転手さんのワクワクが伝わってきました。
こちらまで気分がよくなってきます。
おそらくこの運転手さんのタクシーに乗ったら、誰もが僕と同じような気持ちになるでしょう。
「同じタクシー運転手なのに、ワクワクしている人とイライラしている人とでは、こんなにも違うのか」
この人の出来事は、そう感じさせる貴重な経験でした。
イライラしながら運転するタクシーとワクワクしながら運転するタクシー。
あなたは、どちらの人が運転するタクシーに乗りたいですか。
こう聞かれたら、ほぼ全員が後者と答えるはずです。
それでも、こう聞いてみましょう。
もしあなたがタクシー運転手だとしたら、どちらのタイプになりますか。
同じように、後者を選ぶ人は多いはずです。
本当は、誰もがワクワクしながら仕事をしたり生活したりしていきたいと思っているのではないでしょうか。
「イライラしながら仕事をしたり生活したりしても、いいことはない」と、気づいてはいます。
それなのに、忙しかったり思うように成果が出なかったりして、イライラしながら仕事をするタクシー運転手のようになってしまう。
本当は、そういうことをしたくない。
ワクワクしながら仕事や生活をしてきたいと思っているにもかかわらず…。
『ワクワク人生教室』河出書房新社
武田双雲氏は、ワクワクとドキドキはセットになっている、と同書の中で語る。
ワクワクとドキドキは、未来を思ったり感じたりするときに出る言葉。
そして、「この先どうなるのだろう?」と不安を感じて暗くなりそうになったら、逆に笑顔でニコニコするといい、という。
表情を明るくするだけで、ワクワクしてくるからだ。
また、ワクワクを感じるためには、好奇心が必要だ。
好奇心があれば、色々なことを面白がることができ、同時に、ワクワク感じるようにもなれる。
子どもは好奇心のかたまりだ。
でも、大人になるにつれ、多くの人は好奇心を失い、ワクワク感もなくしてしまう。
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