斎藤一人さんの心に響く言葉より…
先祖供養の本当の意味は、子孫であるその人のことを、「いてくれてよかった」って言う人が何人いるかなんだよ。
大きな仏壇を買うことが先祖供養じゃないの。
それは仏壇屋さんや宗教をやってる人が言うこと。
さらにいえば、それって商売なの。
仏壇に入っているのは仏様なんです。
それで30分も1時間も先祖供養のために念仏を唱えるっていうんだけど、お経って仏様の教えなの。
仏様が教えたことを仏様に向かって30分も1時間も話すって変だよね。
きっと仏様も、「それ、俺が言ったんだよ。だからわかってるから、外に行って実践しな」って言うと思うよ。
お経をあげるのがいけないって言ってるんじゃないの。
あげてるあいだは無心になれるし、そのあいだ、人の悪口とか言わないからそういう意味ではいいの。
でも、どうせだったら、意味も知ってたほうがいいよね。
さらに言えば、それを実践できるようにしたほうがいいよねってことなの。
だから先祖供養でいちばんいいのは、「あなたがいてよかった」って言ってもらうことなの。
あなたが生まれてきたのはご両親がいて、そのまたご両親がいたからなの。
先祖が誰一人として欠けても、あなたはこの世に生まれてこなかったんだよね。
子供をほめられたら親ってうれしいの。
だから、あなたがほめられることが、最高の先祖供養になるんだよ。
『変な人の書いた世の中のしくみ』サンマーク出版
死んだとき、神さまに二つのことを聞かれると言う。
一つは、どれだけ人の役にたったのか。
もう一つは、人生を楽しんだか。
どれだけ人の役に立ったかとは、どれだけ「陰徳」を積んだのか、どれだけ人から必要とされたのか、どれだけ喜ばれたのか、ということ。
つまり、一人さんの言う「あなたがいてよかった」という人が何人いるかということ。
また、人生を楽しんだか、というのは、毎日デズニーランドにいるかのように楽しめ、ということではない。
そうではなくて、つらいことや、困難なこと、嫌なことを、見方や考え方を変えて、楽しんだかということ。
後から振り返ってみると、「あのときの大変なことがあったら、今の自分があるんだよね」と思うことは多い。
すると、その大変だったことに感謝できるし、楽しむこともできる。
先祖供養の本当の意味は…
多くの人に、「あなたがいてよかった」と言われたい。
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押忍!
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