「自分をえらんで生まれてきたよ」
「いんやくりお」君の心に響く言葉より…
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雲の上から、お姉さんとお兄さんを見て、
「どの人がやさしいかなあ」って、
見ていた。
それで、ママのところにした。
ママなら、心のことを
わかってくれると思ったら。
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生まれる前、ぼくは
すごく強い赤ちゃん忍者で、
しゅりけんで、51人やっつけて、
「もうママは、だいじょうぶ」って思ってから、
おなかの中に入った。
ママのこと、
かかしみたいに、守っていた。
ぼくは、ママを守っているんだよ、
いまも。
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赤ちゃんが病気のときは、
「苦もあれば、後から楽もある」ということを、
神さまが、伝えてくれている。
だから、心配しなくていい。
赤ちゃんが生まれたおうちには、必ず、楽がある。
というか、生きているものには、必ず、楽がある。
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赤ちゃんは、どのお母さんにするか、
どんな体にするか、どんな性格になるか、
自分で決めて生まれてくるのが、ふつうだよ。
僕が病気で生まれたのは、
病気で生まれる子や、お母さんちを、励ますためだ。
だから、ママは、
ぼくの言葉を、みんなに教えていい。
ぼくは、病気だったから、
幸せなんだ。
ぼくは、病気だったから、
心の言葉が話せるんだ。
だから、いつか、心の幸せを配る
サンタさんになるんだ。
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ぼくがかわいいのは、
ママがぼくを守るためだよ。
ぼく、かわいがられるために、
生まれてきたんだよ。
ママは、かわいがってくれると思ったから。
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人は必ず、喜びをもっている。
たとえば、生きる喜び。悲しめる喜び。
じつは、悲しめるというのは、
幸せなことなんだよ。
いろいろな気持ちは、ぜんぶ幸せなんだ。
悲しめる喜びというのは、
悲しんだ後、またハッピーになるでしょ。
そのハッピーは、前のハッピーより、
もっと大きいハッピーになる。
だから、悲しみって、たいせつなんだよ。
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人は、みんなに
いいことをするために、生きている。
それを、「自分の仕事」という。
みんなのために
働かないと、仕事とは呼ばない。
「自分の仕事」がなければ、
生きていけない。
◇『自分をえらんで生まれてきたよ』サンマーク出版
印鑰理生(いんやくりお)君は、現在11歳の男の子 。
お母さんの表現によれば、「ちょっぴり個性的な心臓と肺をもって、この世に生まれてきた」。
入院は30回以上 になるという。
この詩は、りお君の小さい頃からのおしゃべりを、お母さんがまとめたもの。
人は、みんな「自分」を選んで生まれてきた。
頼まれてこの世に出たわけではない。
そして、いいことをするために生きている。
人の喜びのために働く人生をおくりたい。
※【人の心に灯をともす】
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押忍!
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