斎藤一人さんの心に響く言葉より…
よく、会社の企画会議なんかで「これは売れるぞ」と思って発表すると、ちゃんと数字を見たのかとか、こういう理由で売れないってことをあれこれ言う人がいるでしょ。
私が本を出すときも、やっぱり売れない理由を言ってくる人がいるんだよね。
そうすると、私はこう返すんです。
「売れない方法を知ってるんだったら、売れる方法もわかるよね?」
そうすると、たいてい相手は黙ります(笑)。
これじゃダメだって言うんだったら、もっといい意見があるんだよねって。
私の意見を否定するんだったら、もっといい意見がなきゃ。
まさか代替案もないのに、人の意見だけ否定してるわけじゃないよなって。
否定するのはいいけど、だったらコレやったほうがいいよって代替案を出すのが愛だよ。
あのね、ダメなことを話し合ったって、1円にもならないんです。
1つも余分に売れないんだよ。
わかるかい。
子どもからおもちゃ取り上げるんだったら、代わりにもっといいものあげないとね。
代わりも出さないで否定するのはおかしいんです。
だって、私はこれを最高だと思って売り出そうとしてるの。
それを否定するんだったら、こうやると売れるよっていう改善案がなきゃ。
それを出してくれれば、私だって納得するよ。
嫌われる人っていうのはね、人の意見をつぶすけど、代替案を出さないからなんです。
だけど、会社の上司に「じゃあ、代替案を出してくれますか?」とか言いづらい。
そういう場合は、自分が社長になっちゃうしかないよね。
自分が社長を目指して、いちばん偉くなればいいんです。
『斎藤一人 俺の人生』マキノ出版
人の意見をつぶすだけつぶして、自分では全く意見を出さない人がいる。
まさに、人の足を引っ張って、現状維持の姿勢を貫く人だ。
現状維持の姿勢の人は、どんどん退歩してしまう。
なぜなら自分が変わらないでじっとしている間に、時代やまわりがどんどん変化してしまうからだ。
自分では組織や会社を守るために、厳しい意見を言っているように思っているのかもしれないが、行動としては、現状を維持し、変化しないために動いている。
代替案を出さないで、人の意見を潰すだけの人には、未来は感じられない。
だから、嫌われる。
代替案なしの批判や批評は誰でもできる。
言いっぱなしでいいからだ。
しかし、代替案は、つねに主体的に動いている人でなければ持つことはできない。
人のせいにするクセのある人は、責任をとらない、当事者意識のない人。
人の意見を批判だけするのではなく…
どんなときも、代替案を出せる人でありたい。
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