劇作家、竹内一郎氏の心に響く言葉より…
自分が上昇運のときは、ツキのあるものとバイブレートします。
ツキはツキを呼ぶのです。
たとえば、一般には、若くないのに流行を追うのは軽薄だと思われているようです。
しかし、上昇運にあるときは、流行のもの、人気のあるものを追いかけていいのです。
ベストセラーになっている本があります。
ベストセラーになる本が必ずしも、自分の興味と重なるとは限りません。
しかし、同じ読むなら自分の運のためにもベストセラーを読んだほうがいいでしょう。
それほど新奇性もないのにベストセラーになっている本は、人智の及ばないような運の勢いで売れていることがあります。
その本の持つ強運とバイブレートするだけでも、自分に運を呼ぶのです。
とはいっても、「最近の若い人はこんな小説にハマるのか」や、「女性はこんな『生き方』に共鳴しているのか」などを知ることができ、必ず得るものはあります。
同じように、テレビ番組、ラジオ番組、映画なども運のいいものを中心に選んだほうがいいといえるでしょう。
食堂を選ぶにも、そんな基準は役に立ちます。
はやっている店には味やサービスにそれなりの理由があります。
同じお金を使うなら、効率良く使ったほうが、自分の運にいいだけでなく気分もいいはずです。
人によっては、わざわざ人気のない球団や芸人をひいきにして、ツキを逃している人がいます(もちろん、それを楽しむという生き方も私は好きですが)。
ただ、杓子定規(しゃくしじょうぎ)に考える必要はありません。
読みたいもの、見たいものの中で判断すればいいのです。
わざわざ売れないものを選ぶ必要はないという程度です。
人気のあるものは、人にも物にも会社にも店にも「今」の情報がたくさん詰まっています。
その分だけチャンスも集まっているのです。
それに触れていれば、自分の運にも勢いがつくのです。
自分が下降運のときには、あまり流行や人気のあるものには惹かれない傾向があります。
しかし、わざわざ人気のないものを選ぶのは間違いです。
自分の運の「水位」よりちょっと高めのものに、気持ちを寄せていくことが下降運のロスを最小限に抑えるコツです。
ポイントは「ちょっと高い」ということです。
甚だしく高いと、バイブレートできないので、疲れて長続きしません。
『運を強くする心の法則』PHP文庫
「はやる」とは、平安時代から使われ、はじめは「はやる気持ちを抑える」というように、「気持ちが前のめりになって勢いづく」というような意味だったが、後に、「好機にめぐりあって栄える」「世間でもてはやされる」「繁盛する」という意味になっていったという。
だから、人は、はやっているものを見ると、ワクワクして、気持ちがたかぶり、勢いを感じる。
ツキを呼ぶには、今ツイている人と付き合う方がいいという。
今ツイている人は、ワクワクして、勢いがある。
一緒にいれば自分も気分がよくなり、ワクワクしてくる。
ただし残念ながら、ツイている人は、ネガティブでツイてない人は本能的に避けるから、いつも不機嫌で暗い顔をしたツイてない人は、ツイている人たちの仲間にはなれないという現実がある。
だからこそ、まずは自分の運を少しでも高め、ツイている人と付き合えるような、上昇運に乗ることが大事。
いつも運の勢いのあるものにふれ、自分の運を高めたい。
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