みなさん、こんにちは。
ファイナンシャルアカデミーの森口です。
4年に一度のスポーツの祭典
リオ・デ・ジャネイロオリンピックの開催まであと2週間。
みなさんは今回のオリンピック、
どのような点に注目していますか?
日本にとって96年ぶりのメダルが期待されるテニスの錦織選手や、
オリンピック4連覇の偉業に挑む、レスリングの吉田選手など
気になる試合が目白押しですが、
今年は、「あるところ」に注目すると
いつもと違った楽しみ方もできるかもしれませんよ。
それは、「スポンサーのロゴ」です。
2015年3月には、日本の「トヨタ自動車」が、
国際オリンピック委員会(IOC)と契約、
スポンサーとしては最高位となるTOPスポンサーとなり、
その気になる契約金は、なんと、10年間で2000億円以上!
非常に話題になりました。
ただしスポンサーといえど、
企業の宣伝になるような行為は禁止されているので、
おもに目にするのは、選手が身に着けているユニフォームや
ホームページや会場の一部に表示されているロゴ。
この「ロゴ」に企業の持っているブランドやコンセプト、
イメージがどれだけ表現されているかが企業の知名度アップのために
非常に重要になってきます。
2020年のオリンピックでは、開催地が東京。
スポンサーでなくとも多くの日本企業がグローバルな視線に触れることに。
そんな時に、企業の顔となるのがこの「ロゴ」です。
インターネットを使って、
「企業」「ロゴ」などで検索してみると、
様々な企業のロゴを確認することが出来ます。
その中でも特に、ロゴや店舗のデザインを活用して、
グローバルに成功を収めた企業のロゴが非常に印象に残りました。
それは、「ユニクロ」のロゴ。
ユニクロを運営するファーストリテイリングは、
アートディレクターの佐藤可士和さんに、
ロゴのデザインのみでなく全てのグローバル戦略の仕事を依頼しています。
佐藤可士和さんと言えば、
他にも、
楽天のブランド戦略
Tポイントカードのデザイン
ホンダの「NBox」
など、様々なヒット商品のデザインを手がけた
日本を代表するアートディレクターです。
佐藤可士和さんは、ユニクロのグローバル戦略を担っていく上で、
「ユニクロ」というブランドが持っている本質的な価値を見極め、
それをデザインに落とし込み、
全ての商品や店舗においてデザインを統一することにより価値を高め、
その全ての価値をロゴに集約して表現しました。
その結果、日本の衣料品メーカーとして圧倒的な地位を確立、
世界進出を成功に導いた立役者のひとりです。
いまでは世界中の人が、
「UNIQLO」「ユニクロ」
このロゴを見てわからない人はいないでしょう。
そうしたブランディングが完成した企業にとって、
こういった「オリンピック」という場が
ひとつの大きなチャンスになるのではないでしょうか。
オリンピックの開催国として日本が注目を浴びている中で、
企業の価値の本質をロゴに表現できている企業は、
オリンピックの恩恵を大きく享受して、
将来、株価が大きく上がる期待ができるかもしれません。
今年のオリンピックは、
選手のユニホームや選手の後ろに映る企業のロゴにも注目し、
そのロゴに表現されている企業のビジネスについて、
考えてみてはいかがでしょうか。
ファイナンシャルアカデミーの株式投資の学校では、
株式投資で成功するためのエッセンスとして、
様々な角度からの企業分析を授業で実践しています。
「業績」とか「チャート」といった、
数字の苦手な人は気後れしてしまいがちな株式投資ですが、
「ロゴ」や「デザイン」といった形で企業を分析していく
ユニークな方法もあります。
株式投資の学校を体験できる「体験学習会」は、
ほぼ毎日開催していますので、
オリンピック開催前に参加してみてはいかがでしょうか。
「《ファイナンシャルアカデミー通信 2016年7月19日発行》
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