「元をただせばただの木」というお話です。
あるとき、一休さんが言いました。
「悟ってみれば 仏も下駄も 同じ木の片である」
これはどういう意味かといいますと、
仏像も、下駄も、元をただせばただの木です。
物事の本質を見ていきましょうということですね。
大事なことは、
「仏像も下駄と一緒か」
ではなく、
「下駄も仏像と同じように大切にしていこう♪」です。
仏像ばかり崇めていて、普段お世話になっている下駄をないがしろにしてはいけないよ!
と教えてくれているように思います。
物事の本質を見ていくと、ハッとする気付きがあります。
四つ葉のクローバーを一生懸命探すあまり、近くにある三つ葉のクローバーを踏みにじっていないでしょうか。
自分が誰かに褒められたとき、褒められなかった人の気持ちを考えた発言や行動をしているか。
勝負に勝って喜びを爆発させるのも良いけど、その裏には負けた相手が涙を流していることを忘れていないか。
遠くの国の貧しい人の支援もしたいけれど、そのまえに身近な家族を幸せにしようと努めているか。
稼ぐことは大切だけど、それよりも喜ばれているかどうか。
物事の本質は、至ってシンプルです。
「我」をなくしたところに「本質」が隠れています。
自分自身で「我」ばかりを見ていると、「本質」は見えません。
我が儘にならないよう、気を付けていきたいですね♪
※魂が震える話より
シェアさせて頂きました。
押忍!
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