「貯金型商法」というお話です。
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お客さまから十万円もらって、十五万、二十万の仕事をすることです。
いただいたお金以上の商品やサービスを提供することです。
お客さまをはじめ、社員や取引先などの会社やお店に、期待値を超えるものを提供すること、それが貯金型商法です。
相手が求めている以上の価値をギブすることで、すべての人をファンにできます。
それが会社の強固な根となり、リピーターとなり、実(金銭的資産)をたくさんつけてくれるようになります。
例えば、立呑み屋でビールを五百円で提供しても、味がまずくてお客さまの気分を悪くさせてしまえば、借金型商法になってしまいます。
反対にクラブでたとえ一万円のビールを出してもお客さまの気分をよくさせることができれば、貯金型商法です。
大切なのはお客さまのお金の値打ちを上げ、お客さまのお金を大切にすることです。
価格よりも価値で決まるということです。
人間は理屈よりも気分を優先させる生きものなのです。脳の働きがそうなっています。
貯金型商法は様々な場面で実践できます。
私は経営者として、特に支払いにこだわり、期日に請求どおり支払うことを徹底してきました。
支払いをきちんと約束どおり支払うこと、なおかつ相手がその日に使えるように、一日前に現金で入金すること、また振込手数料もこちらで負担することなどを心掛けてきました。
支払うべきお金は相手方のお金です。
きちんと支払うことは相手のお金を大切にすることです。
人間繁盛の法則
井本全海 著
致知出版社
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年間300回以上講演をしている中村文昭さんは「頼まれごとは試されごと」といいます。
何かを頼まれたときに、相手の期待や想像を超えて行うというものです。
「ジュース買って来て」という頼まれごとに対して、全力で汗流しながら猛ダッシュで買ってくる。
雑用さえも一生懸命な人、放っておかないでしょう?
頼まれた仕事を、
1、相手の想像以下でこなすのか、
2、相手の想像程度でこなすのか、
3、相手の想像を超えてするのか、
4、相手の想像をはるかに超える仕事をするのか。
ここが人生の分かれ道です。
もし、繁盛していない、人に頼まれることが少ないという人がいたとしたら、「期待されていな」もしくは「いやいや引き受けてきた」可能性があります。
0.2秒&笑顔で引き受けて、相手に試されていると捉え、相手の想像をはるかに超える仕事をするよう心掛ける。
それができたらあっという間に繁盛するでしょう。
なぜなら、その仕事は「お客さまのお金を大切にしている」ことにつながるからです。
「与えたモノを得る」のが宇宙の法則ですので、お客さまを儲けさせるということは、結果的に自分が儲かることになります。
相手を儲けさせずに自分だけ儲けようとすると、結果的に儲からなくなります。
得るものを変えたければ、まず与えるものを変える必要があります。
得るものを大幅に変えたければ、与えるものも大幅に変える必要があるのです。
シンプルですね♪
※魂が震える話より
シェアさせていただきました。
押忍
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