約30年前のある日の極真会館 総本部道場での思い出
(私が内弟子三年目のある日の二部稽古時間)
黒帯の諸先輩方がどなたも居らず、
僭越ながら私が二部稽古の号令をかけさせて頂いていた時、
いつもの通常通り極真準備運動、基本、移動、型、三本組手、約束組手、自由組手と稽古を進め最後にミット稽古を行なっておりました。
そんな折り、
大山総裁が外出先から帰館され二階道場を覗かれて一喝!
「君は何で空手の稽古をしてないんだ!
ここは空手道場なんだよ、キミー!
ミットなんてキックの真似事をしてたらダメじゃないか!
ミット片付けて、しっかりと空手の稽古をしなさい!
わかったーー、バカモン!
しかし、キミは駄目だねーー、、、」
当時は総裁の真意の程が何処にあるのか理解出来ませんでしたが、
この歳(49歳)になり、
おぼろげながらではありますが、
総裁の伝えようとしていた意図するところが若干ではありますが解りかけてきた様な気が致します。
皆様、本日も一日、宜しくお願い致します。
いつもありがとうございます。
押忍 石黒康之
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