プロフィール

2018年11月13日火曜日

国を亡ぼす君主というものは、きまって自ら驕り、
 自らを智慧あるとして、人を軽蔑するものである。

 自ら驕れば人材をいい加減に取扱い、
 自らを智慧ありとすれば専制独裁をやる。
 相手を軽んずれば備えがなくなる。

 何事があっても、びくともしないという
 用意がなくなってしまう。

 備えがないと禍を招き、独裁をやると地位が危うくなり、
 人材を軽んずるとすべてが塞がってしまう。

 そうして自ら滅んでしまう。 

安岡正篤


◆中国太古の思想の集大成を紐解く人間学講話
『経世の書「呂氏春秋」を読む』(安岡正篤・著)より
(『安岡正篤活学選集』第9巻収録)



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押忍

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